

1957年に日本で初めてのプラスチック容器をたれびんとして開発して好評を得たのち、さらに付加価値の高い商品の開発を目指して市場へ発表されたものが刺身市場の拡大に一役買ったPSPトレーですが、その素材を用いて刺身容器や折箱などに続いて1960年代前半に他社に先駆けて開発されたのが納豆容器です。納豆の製法に変化があり、わらについている納豆菌を純粋培養して折箱でも製造できるようになったことも大きなきっかけで、納豆を容器内で発酵させてそのまま商品として出荷できるようになったことで大きな生産性の向上が計られるようになりました。そのタイミングでの衛生的なプラスチック製納豆容器の登場は、形状が不安定になりがちなそれまでの容器と違って、大量生産にも適しており、高度成長期下でのスーパーマーケットの全国展開に合わせるように納豆の全国普及への大きなサポートの役割を果たすことになりました。
